4千年近く続いた集落 中国安徽省の磨盤山遺跡
ソース:新華社作者: 2024-04-01 15:05
磨盤山遺跡出土の幾何学模様が彫刻された壺(崧沢文化)。(資料写真、郎渓=新華社配信)
約6200~2500年前の中国。安徽省南部では郎川河(ろうせんが)がゆっくりと流れ、磨盤山の古代人が魚捕りのほか、農耕や狩猟、採集などを行い、悠々自適に暮らしていた。
同省宣城市郎渓県の磨盤山遺跡はこのほど、2023年中国十大考古新発見に選出された。遺跡では馬家浜(ばかほう)、崧沢(すうたく)、良渚(りょうしょ)、銭山漾(せんざんよう)の新石器時代文化から夏・商(殷)、西周・春秋時代に至る連続的な文化堆積が見つかり、時間的な連続性が長く、系譜も整っている。長江下流域で4千年近く続いた数少ない中心的集落で、同流域の文化の変遷を知る典型例となっている。
磨盤山遺跡で墓を発掘する考古学スタッフ。(2023年4月22日撮影、郎渓=新華社配信)
磨盤山遺跡出土の杯形豆(崧沢文化)。(資料写真、郎渓=新華社配信)
編集:董丽娜
文章と写真の著作権は元の作者に属します。侵害があれば、削除に連絡してください。