北京で現代中国油彩画の巨匠・靳尚誼の作品版画展
ソース:新華社作者: 2024-03-19 19:13
10日、「遇鑑経典」靳尚誼経典作品版画芸術展で展示された靳尚誼氏の油彩画「塔吉克新娘(タジクの花嫁)」の版画作品。(北京=新華社記者/藍建中)
中国北京市石景山区にある新首鋼ハイエンド産業総合サービス区(首鋼園)の功碑閣で、現代中国油彩画の巨匠、靳尚誼(きん・しょうぎ)の作品の版画(コラグラフやリトグラフ)を展示する「遇鑑経典」靳尚誼経典作品版画芸術展が1月から開かれている。同区文化・観光局と北京靳尚誼芸術基金会の共催で、功碑閣での展覧会開催は初めて。
靳氏は現代中国で最も影響力を持つ油彩画家、美術教育家で、中央美術学院院長や中国美術家協会主席などを務めた。同展では靳氏の代表作40点以上を版画にした作品を展示。靳氏作品の版画展では過去最大の規模となる。
展示作品のうち「塔吉克新娘(タジクの花嫁)」「晩年黄賓虹」「画家詹建俊」「高原情」などの原画は、中国美術館や国家大劇院、中央美術学院美術館などが永久所蔵品として収蔵する。展示は「中西互鑑(中国と西洋の学び合い)」「古今融合」という靳氏の芸術創作の歩みを再現している。
靳氏は、欧州の古典油彩画の神髄と中国文化の伝統芸術を融合させた芸術家として知られ、中国油彩画における新古典主義の創始者とされる。
10日、「遇鑑経典」靳尚誼経典作品版画芸術展で展示された靳尚誼氏のデッサンを版画にした作品。(北京=新華社記者/藍建中)
10日、「遇鑑経典」靳尚誼経典作品版画芸術展の展示ホール。(北京=新華社記者/藍建中)
編集:董丽娜
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