千年の歴史ある伝統行事「炮竜祭り」開催 中国広西チワン族自治区

ソース:新華社作者: 2024-02-26 10:50

20日、賓陽県の炮竜文化広場で披露された炮竜の舞。(賓陽=新華社記者/陸波岸)

 中国広西チワン族自治区南寧市賓陽県で20日夜、地元の漢族とチワン族の文化が融合して生まれた伝統行事「炮竜(ほうりゅう)祭り」が開かれた。爆竹や銅鑼(どら)がとどろき、人々が歓声を上げる中、100本以上の炮竜が町を練り歩いた。

 「炮竜の里」とされる同県の炮竜祭りは千年の歴史を持ち、2008年に国家級無形文化遺産に指定された。竜の頭と尾は竹ひごと紙でつくられ、胴体は麻のひもでつなげられ、布で飾られている。胴体は短いもので七つ、長いもので11の部分からなり、全長は30~40メートルに及ぶ。

 同県には炮竜を制作する職人が20人近くいる。制作には多くの時間と手間がかかり、竜の頭だけで千カ所以上を固定しなければならない。何人かで協力しても1本の炮竜を完成させるのに半月かかるという。代々伝承されてきた炮竜は同県の文化的魅力を国内外に伝えている。

20日、賓陽県の炮竜文化広場で披露された炮竜の舞。(賓陽=新華社記者/陸波岸)

賓陽県の文化広場で披露された炮竜の舞。(2016年2月16日撮影、賓陽=新華社記者/陸波岸)

  賓陽県賓州鎮で炮竜を飾り付ける職人の鄒玉特さん。(2016年2月16日撮影、賓陽=新華社記者/陸波岸)

編集:董丽娜

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